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بِسْمِ ٱللَّهِ ٱلرَّحْمَٰنِ ٱلرَّحِيمِ ٱقْتَرَبَ لِلنَّاسِ حِسَابُهُمْ وَهُمْ فِى غَفْلَةٍۢ مُّعْرِضُونَ ۝١

清算(の日)は人間に近付いているが,かれら(不信者)は無関心に背き去る。

مَا يَأْتِيهِم مِّن ذِكْرٍۢ مِّن رَّبِّهِم مُّحْدَثٍ إِلَّا ٱسْتَمَعُوهُ وَهُمْ يَلْعَبُونَ ۝٢

かれらの主から新しい訓戒が来る度に,かれらはそれを笑い草として聞くに過ぎない。

لَاهِيَةًۭ قُلُوبُهُمْ ۗ وَأَسَرُّوا۟ ٱلنَّجْوَى ٱلَّذِينَ ظَلَمُوا۟ هَلْ هَٰذَآ إِلَّا بَشَرٌۭ مِّثْلُكُمْ ۖ أَفَتَأْتُونَ ٱلسِّحْرَ وَأَنتُمْ تُبْصِرُونَ ۝۳

かれらは心の中でふざけている。そして悪事を行う者たちは,密談して(言う)。「これは,あなたがたと同様只の人間ではないですか。あなたがたは目で見ていながら,魔術にでもかかったのですか。」

قَالَ رَبِّى يَعْلَمُ ٱلْقَوْلَ فِى ٱلسَّمَآءِ وَٱلْأَرْضِ ۖ وَهُوَ ٱلسَّمِيعُ ٱلْعَلِيمُ ۝٤

言ってやるがいい。「わたしの主は,天と地の間で(語られる)言葉(の凡て)を知っておられる。かれは全聴にして全知であられる。」

بَلْ قَالُوٓا۟ أَضْغَٰثُ أَحْلَٰمٍۭ بَلِ ٱفْتَرَىٰهُ بَلْ هُوَ شَاعِرٌۭ فَلْيَأْتِنَا بِـَٔايَةٍۢ كَمَآ أُرْسِلَ ٱلْأَوَّلُونَ ۝٥

かれらは,「いや,(それは)夢の寄せ集め。いや,かれの偽作です。いや,かれは詩人です。昔(の使徒に)下されたような印を,わたしたちに(有?)して下さい。」と言った。

مَآ ءَامَنَتْ قَبْلَهُم مِّن قَرْيَةٍ أَهْلَكْنَٰهَآ ۖ أَفَهُمْ يُؤْمِنُونَ ۝٦

かれら以前にわれが滅ぼした都市でも,信仰する者は1人もいなかった。それでもかれらは信仰しないつもりなのか。

وَمَآ أَرْسَلْنَا قَبْلَكَ إِلَّا رِجَالًۭا نُّوحِىٓ إِلَيْهِمْ ۖ فَسْـَٔلُوٓا۟ أَهْلَ ٱلذِّكْرِ إِن كُنتُمْ لَا تَعْلَمُونَ ۝۷

あなた以前に,われが啓示を授けて遣わした使徒たちも,人間に過ぎなかった。もしあなたがた,これが分らないなら訓戒を受けた民に聞け。

وَمَا جَعَلْنَٰهُمْ جَسَدًۭا لَّا يَأْكُلُونَ ٱلطَّعَامَ وَمَا كَانُوا۟ خَٰلِدِينَ ۝۸

われはかれら(使徒たち)に,食物をとらないような体は授けなかった。またかれらは永久に生きる訳でもなかった。

ثُمَّ صَدَقْنَٰهُمُ ٱلْوَعْدَ فَأَنجَيْنَٰهُمْ وَمَن نَّشَآءُ وَأَهْلَكْنَا ٱلْمُسْرِفِينَ ۝۹

結局,わが約束をかれらに果し,かれらとわれの欲するものを救い,違犯した法外の者たちを滅ぼした。

لَقَدْ أَنزَلْنَآ إِلَيْكُمْ كِتَٰبًۭا فِيهِ ذِكْرُكُمْ ۖ أَفَلَا تَعْقِلُونَ ۝١۰

われは,あなたがたへの訓戒として啓典を啓示したのである。それでもあなたがたは悟らないのか。

وَكَمْ قَصَمْنَا مِن قَرْيَةٍۢ كَانَتْ ظَالِمَةًۭ وَأَنشَأْنَا بَعْدَهَا قَوْمًا ءَاخَرِينَ ۝١١

如何にわれは,多くの悪を行っていた都市を滅ぼして,その後に別の民を立てたか。

فَلَمَّآ أَحَسُّوا۟ بَأْسَنَآ إِذَا هُم مِّنْهَا يَرْكُضُونَ ۝١٢

それでわれの懲罰(が下るの)を感じると,見なさい。かれらはそこから逃げ(ようとす)る。

لَا تَرْكُضُوا۟ وَٱرْجِعُوٓا۟ إِلَىٰ مَآ أُتْرِفْتُمْ فِيهِ وَمَسَٰكِنِكُمْ لَعَلَّكُمْ تُسْـَٔلُونَ ۝١۳

逃げてはならない。楽しんだ所,あなたがたの住まいに返れ。あなたがたは尋問されるであろう。

قَالُوا۟ يَٰوَيْلَنَآ إِنَّا كُنَّا ظَٰلِمِينَ ۝١٤

かれらは言った。「ああ,情けない,わたしたちは本当に不義の徒でした。」

فَمَا زَالَت تِّلْكَ دَعْوَىٰهُمْ حَتَّىٰ جَعَلْنَٰهُمْ حَصِيدًا خَٰمِدِينَ ۝١٥

そしてかれらのこの叫び声は,われがかれらを根こそぎ滅ぽし火の消えたように沈黙させるまで止まなかった。

وَمَا خَلَقْنَا ٱلسَّمَآءَ وَٱلْأَرْضَ وَمَا بَيْنَهُمَا لَٰعِبِينَ ۝١٦

われは天と地,またその間にあるものを,戯れに創ったのではない。

لَوْ أَرَدْنَآ أَن نَّتَّخِذَ لَهْوًۭا لَّٱتَّخَذْنَٰهُ مِن لَّدُنَّآ إِن كُنَّا فَٰعِلِينَ ۝١۷

もしわれが戯れを望み,仮りにそうするならば,わが手近なもの(非物質的な霊的なもの)から選んだであろう。

بَلْ نَقْذِفُ بِٱلْحَقِّ عَلَى ٱلْبَٰطِلِ فَيَدْمَغُهُۥ فَإِذَا هُوَ زَاهِقٌۭ ۚ وَلَكُمُ ٱلْوَيْلُ مِمَّا تَصِفُونَ ۝١۸

いや,われは真理を虚偽に投げつけると,その頭を砕く。見なさい。虚偽は消滅する。あなたがたが(われに就いて)言うことこそ,あなたがたにとり災いである。

وَلَهُۥ مَن فِى ٱلسَّمَٰوَٰتِ وَٱلْأَرْضِ ۚ وَمَنْ عِندَهُۥ لَا يَسْتَكْبِرُونَ عَنْ عِبَادَتِهِۦ وَلَا يَسْتَحْسِرُونَ ۝١۹

天と地の凡てのものは,かれの有である。またその側近にいる者(天使)は,かれに仕えて高慢でもなく,疲れも知らない。

يُسَبِّحُونَ ٱلَّيْلَ وَٱلنَّهَارَ لَا يَفْتُرُونَ ۝٢۰

かれらは毎日毎晩にかれを讃え,休むことを知らない。

أَمِ ٱتَّخَذُوٓا۟ ءَالِهَةًۭ مِّنَ ٱلْأَرْضِ هُمْ يُنشِرُونَ ۝٢١

それともかれらは,(死者を)甦らすことの出来る神々を地上からえたのか。

لَوْ كَانَ فِيهِمَآ ءَالِهَةٌ إِلَّا ٱللَّهُ لَفَسَدَتَا ۚ فَسُبْحَٰنَ ٱللَّهِ رَبِّ ٱلْعَرْشِ عَمَّا يَصِفُونَ ۝٢٢

もし,その(天地の)間にアッラー以外の神々があったならば,それらはきっと混乱したであろう。それで玉座の主,かれらが唱えるものの上に(高くいます)アッラーを讃えなさい。

لَا يُسْـَٔلُ عَمَّا يَفْعَلُ وَهُمْ يُسْـَٔلُونَ ۝٢۳

かれは,その行われたことに就いて,尋問を受けることはない。だがかれらこそ尋問されるのである。

أَمِ ٱتَّخَذُوا۟ مِن دُونِهِۦٓ ءَالِهَةًۭ ۖ قُلْ هَاتُوا۟ بُرْهَٰنَكُمْ ۖ هَٰذَا ذِكْرُ مَن مَّعِىَ وَذِكْرُ مَن قَبْلِى ۗ بَلْ أَكْثَرُهُمْ لَا يَعْلَمُونَ ٱلْحَقَّ ۖ فَهُم مُّعْرِضُونَ ۝٢٤

それともかれらは,かれを差し置いて外の神々を崇めたのか。言ってやるがいい。「あなたがたの証拠を出してみなさい。これはわたしと共にいる者への訓戒であり,また以前の世代の者への訓戒である。」だがかれらの多くはこの真理を理解出米ずに背き去る。

وَمَآ أَرْسَلْنَا مِن قَبْلِكَ مِن رَّسُولٍ إِلَّا نُوحِىٓ إِلَيْهِ أَنَّهُۥ لَآ إِلَٰهَ إِلَّآ أَنَا۠ فَٱعْبُدُونِ ۝٢٥

あなた以前にも,われが遺わした使徒には,等しく,「われの外に神はない,だからわれに仕えよ。」と啓示した。

وَقَالُوا۟ ٱتَّخَذَ ٱلرَّحْمَٰنُ وَلَدًۭا ۗ سُبْحَٰنَهُۥ ۚ بَلْ عِبَادٌۭ مُّكْرَمُونَ ۝٢٦

かれらは,「慈悲深き御方は子をもうけられます。」と言った。ああもったいない。いや,(かれら天使は)栄誉あるしもべである。

لَا يَسْبِقُونَهُۥ بِٱلْقَوْلِ وَهُم بِأَمْرِهِۦ يَعْمَلُونَ ۝٢۷

かれら(天使たち)は,かれより先に告げることもなく,またかれの命令に基いて行動するだけである。

يَعْلَمُ مَا بَيْنَ أَيْدِيهِمْ وَمَا خَلْفَهُمْ وَلَا يَشْفَعُونَ إِلَّا لِمَنِ ٱرْتَضَىٰ وَهُم مِّنْ خَشْيَتِهِۦ مُشْفِقُونَ ۝٢۸

かれは,かれら(天使)以前にあるものも,以後にあるものをも知っておられ,かれが受け入れる者の外は,執り成しをしない。かれら(天使)はかれに畏れ仕える。

۞ وَمَن يَقُلْ مِنْهُمْ إِنِّىٓ إِلَٰهٌۭ مِّن دُونِهِۦ فَذَٰلِكَ نَجْزِيهِ جَهَنَّمَ ۚ كَذَٰلِكَ نَجْزِى ٱلظَّٰلِمِينَ ۝٢۹

もしかれらの中に,「本当にわたしは,かれとは別の神である。」と言う者があれば,われはこのような者を,地獄で報いる。不義を行う者にこのように報いる。

أَوَلَمْ يَرَ ٱلَّذِينَ كَفَرُوٓا۟ أَنَّ ٱلسَّمَٰوَٰتِ وَٱلْأَرْضَ كَانَتَا رَتْقًۭا فَفَتَقْنَٰهُمَا ۖ وَجَعَلْنَا مِنَ ٱلْمَآءِ كُلَّ شَىْءٍ حَىٍّ ۖ أَفَلَا يُؤْمِنُونَ ۝۳۰

信仰しない者たちは分らないのか。天と地は,一緒に合わさっていたが,われはそれを分けた。そして水から一切の生きものを創ったのである。かれらはそれでも信仰しないのか。

وَجَعَلْنَا فِى ٱلْأَرْضِ رَوَٰسِىَ أَن تَمِيدَ بِهِمْ وَجَعَلْنَا فِيهَا فِجَاجًۭا سُبُلًۭا لَّعَلَّهُمْ يَهْتَدُونَ ۝۳١

われはまた,大地に山々を据えてかれら不信心者にとっても大地を揺るぎないものとした。またそこに,往来のための広い道を創った。それでかれらは必ず利するところがあろう。

وَجَعَلْنَا ٱلسَّمَآءَ سَقْفًۭا مَّحْفُوظًۭا ۖ وَهُمْ عَنْ ءَايَٰتِهَا مُعْرِضُونَ ۝۳٢

更にわれは,天を屋根とし守護した。それでもかれらは,これらの印から背き去る。

وَهُوَ ٱلَّذِى خَلَقَ ٱلَّيْلَ وَٱلنَّهَارَ وَٱلشَّمْسَ وَٱلْقَمَرَ ۖ كُلٌّۭ فِى فَلَكٍۢ يَسْبَحُونَ ۝۳۳

かれこそは昼と夜,また太陽と月を創造された方である。それらは,軌道に浮んでいる。

وَمَا جَعَلْنَا لِبَشَرٍۢ مِّن قَبْلِكَ ٱلْخُلْدَ ۖ أَفَإِي۟ن مِّتَّ فَهُمُ ٱلْخَٰلِدُونَ ۝۳٤

われはあなた以前の誰に対しても,永久に生きる者としたことはない。あなたは死ぬのに,かれらは永久に生きるというのか。

كُلُّ نَفْسٍۢ ذَآئِقَةُ ٱلْمَوْتِ ۗ وَنَبْلُوكُم بِٱلشَّرِّ وَٱلْخَيْرِ فِتْنَةًۭ ۖ وَإِلَيْنَا تُرْجَعُونَ ۝۳٥

人はすべて死を味わう。われは試練のために,凶事と吉事であなたがたを試みる。そして(最後は)われに帰されるのである。

وَإِذَا رَءَاكَ ٱلَّذِينَ كَفَرُوٓا۟ إِن يَتَّخِذُونَكَ إِلَّا هُزُوًا أَهَٰذَا ٱلَّذِى يَذْكُرُ ءَالِهَتَكُمْ وَهُم بِذِكْرِ ٱلرَّحْمَٰنِ هُمْ كَٰفِرُونَ ۝۳٦

信仰しない者はあなたを見る時,只嘲笑の的にする。(かれらは言う。)「この者ですか,あなたがたの神々を批判する者は。」かれらは慈悲深き御方の訓戒を,冒(演?)する者である。

خُلِقَ ٱلْإِنسَٰنُ مِنْ عَجَلٍۢ ۚ سَأُو۟رِيكُمْ ءَايَٰتِى فَلَا تَسْتَعْجِلُونِ ۝۳۷

人間は気短かに創られている。われは直ぐに印を示すであろう。だから急いであれに催促してはならない。

وَيَقُولُونَ مَتَىٰ هَٰذَا ٱلْوَعْدُ إِن كُنتُمْ صَٰدِقِينَ ۝۳۸

またかれらは,「あなたがたの言葉が真実なら,その約束は何時(来るの)か。」と言う。

لَوْ يَعْلَمُ ٱلَّذِينَ كَفَرُوا۟ حِينَ لَا يَكُفُّونَ عَن وُجُوهِهِمُ ٱلنَّارَ وَلَا عَن ظُهُورِهِمْ وَلَا هُمْ يُنصَرُونَ ۝۳۹

もし不信者が(その日)その時,顔からも,また背からも業火を防ぐことが出来ず,また助ける者もない日のことを知っていたならば。

بَلْ تَأْتِيهِم بَغْتَةًۭ فَتَبْهَتُهُمْ فَلَا يَسْتَطِيعُونَ رَدَّهَا وَلَا هُمْ يُنظَرُونَ ۝٤۰

いや,それは突然かれらを襲って,驚き慌てさせよう。かれらはそれを避ける力もなく,猶予されないであろう。

وَلَقَدِ ٱسْتُهْزِئَ بِرُسُلٍۢ مِّن قَبْلِكَ فَحَاقَ بِٱلَّذِينَ سَخِرُوا۟ مِنْهُم مَّا كَانُوا۟ بِهِۦ يَسْتَهْزِءُونَ ۝٤١

あなた以前の使徒たちも,確かに嘲笑された。だが嘲笑した者は,嘲笑していたことに取り囲まれるのである。

قُلْ مَن يَكْلَؤُكُم بِٱلَّيْلِ وَٱلنَّهَارِ مِنَ ٱلرَّحْمَٰنِ ۗ بَلْ هُمْ عَن ذِكْرِ رَبِّهِم مُّعْرِضُونَ ۝٤٢

言ってやろがいい。「慈悲深き御方(の怒り)から,昼夜誰が,あなたがたを守れようか。」それでもかれらは,主を念じることから背き去る。

أَمْ لَهُمْ ءَالِهَةٌۭ تَمْنَعُهُم مِّن دُونِنَا ۚ لَا يَسْتَطِيعُونَ نَصْرَ أَنفُسِهِمْ وَلَا هُم مِّنَّا يُصْحَبُونَ ۝٤۳

それともかれらには,われ以外にかれらを守護出来る神々があるのか。かれら(神々)は,自分自身も助けられず,またわれから防ぎおおせない。

بَلْ مَتَّعْنَا هَٰٓؤُلَآءِ وَءَابَآءَهُمْ حَتَّىٰ طَالَ عَلَيْهِمُ ٱلْعُمُرُ ۗ أَفَلَا يَرَوْنَ أَنَّا نَأْتِى ٱلْأَرْضَ نَنقُصُهَا مِنْ أَطْرَافِهَآ ۚ أَفَهُمُ ٱلْغَٰلِبُونَ ۝٤٤

それなのに,われはこれらの者やその祖先たちを享楽させ,その期限まで永らえさせた。われがこの(不信心者の)地に来て,その隅々から征服しているのを見ないのか。それでもかれらは勝利者なのか。

قُلْ إِنَّمَآ أُنذِرُكُم بِٱلْوَحْىِ ۚ وَلَا يَسْمَعُ ٱلصُّمُّ ٱلدُّعَآءَ إِذَا مَا يُنذَرُونَ ۝٤٥

言ってやるがいい。「わたしは只啓示によって,あなたがたに警告するだけである。」だが聞かない者は,警告されてもその呼びかけが聞こえない。

وَلَئِن مَّسَّتْهُمْ نَفْحَةٌۭ مِّنْ عَذَابِ رَبِّكَ لَيَقُولُنَّ يَٰوَيْلَنَآ إِنَّا كُنَّا ظَٰلِمِينَ ۝٤٦

そしてあなたの主の懲罰の息吹が,もしかれらに(少しでも)触れれば,「ああ,情けない。わたしたちは本当に不義を行いました。」と言う。

وَنَضَعُ ٱلْمَوَٰزِينَ ٱلْقِسْطَ لِيَوْمِ ٱلْقِيَٰمَةِ فَلَا تُظْلَمُ نَفْسٌۭ شَيْـًۭٔا ۖ وَإِن كَانَ مِثْقَالَ حَبَّةٍۢ مِّنْ خَرْدَلٍ أَتَيْنَا بِهَا ۗ وَكَفَىٰ بِنَا حَٰسِبِينَ ۝٤۷

われは審判の日のために,公正な汗を設ける。1人として仮令芥子一粒の重さであっても不当に扱われることはない。われはそれを(計算に)持ち出す。われは清算者として万全である。

وَلَقَدْ ءَاتَيْنَا مُوسَىٰ وَهَٰرُونَ ٱلْفُرْقَانَ وَضِيَآءًۭ وَذِكْرًۭا لِّلْمُتَّقِينَ ۝٤۸

且つてわれは,ムーサーとハールーンに,識別と光明と,畏れる者への訓戒を授けた。

ٱلَّذِينَ يَخْشَوْنَ رَبَّهُم بِٱلْغَيْبِ وَهُم مِّنَ ٱلسَّاعَةِ مُشْفِقُونَ ۝٤۹

目に見えなくても主を畏れる者と,審判の時を畏れる者への訓戒を授けた。

وَهَٰذَا ذِكْرٌۭ مُّبَارَكٌ أَنزَلْنَٰهُ ۚ أَفَأَنتُمْ لَهُۥ مُنكِرُونَ ۝٥۰

この(クルアーン)こそは,われが下した祝福豊かな訓戒である。あなたがたは,それでもなお拒否するのか。

۞ وَلَقَدْ ءَاتَيْنَآ إِبْرَٰهِيمَ رُشْدَهُۥ مِن قَبْلُ وَكُنَّا بِهِۦ عَٰلِمِينَ ۝٥١

われは以前イブラーヒームに,方正な行いを授けた。われはかれをよく知っている。

إِذْ قَالَ لِأَبِيهِ وَقَوْمِهِۦ مَا هَٰذِهِ ٱلتَّمَاثِيلُ ٱلَّتِىٓ أَنتُمْ لَهَا عَٰكِفُونَ ۝٥٢

かれが父とかれの人びとに,こう言った時を思いなさい。「あなたがたが崇拝するこれらの偶像は,何ものであるのか。」

قَالُوا۟ وَجَدْنَآ ءَابَآءَنَا لَهَا عَٰبِدِينَ ۝٥۳

かれらは言った。「わたしたちは,祖先がそれらを崇拝するのを見ました。」

قَالَ لَقَدْ كُنتُمْ أَنتُمْ وَءَابَآؤُكُمْ فِى ضَلَٰلٍۢ مُّبِينٍۢ ۝٥٤

かれは言った。「あなたがたとあなたがたの祖先は,明らかに誤っていたのである。」

قَالُوٓا۟ أَجِئْتَنَا بِٱلْحَقِّ أَمْ أَنتَ مِنَ ٱللَّٰعِبِينَ ۝٥٥

かれらは言った。「あなたは真理を(西?)したのですか。それとも戯れる者なのですか。」

قَالَ بَل رَّبُّكُمْ رَبُّ ٱلسَّمَٰوَٰتِ وَٱلْأَرْضِ ٱلَّذِى فَطَرَهُنَّ وَأَنَا۠ عَلَىٰ ذَٰلِكُم مِّنَ ٱلشَّٰهِدِينَ ۝٥٦

かれは言った。「そうではない。あなたがたの主は,天と地の主。(無から)それら(天地)を創造された方である。そしてわたしはそれに対する証人の一人である。

وَتَٱللَّهِ لَأَكِيدَنَّ أَصْنَٰمَكُم بَعْدَ أَن تُوَلُّوا۟ مُدْبِرِينَ ۝٥۷

アッラーに誓って,わたしはあなたがたが背を向けて去った後に,あなたがたの偶像に一つの策をめぐらそう。」

فَجَعَلَهُمْ جُذَٰذًا إِلَّا كَبِيرًۭا لَّهُمْ لَعَلَّهُمْ إِلَيْهِ يَرْجِعُونَ ۝٥۸

こうしてかれは,必ずかれらがそこに返って来るであろうと(思って),唯一体の巨像を除きそれらを叩き壊した。

قَالُوا۟ مَن فَعَلَ هَٰذَا بِـَٔالِهَتِنَآ إِنَّهُۥ لَمِنَ ٱلظَّٰلِمِينَ ۝٥۹

かれらは言った。「誰がわたしたちの神々をこうしたのでしょうか。本当にかれは不義な者です。」

قَالُوا۟ سَمِعْنَا فَتًۭى يَذْكُرُهُمْ يُقَالُ لَهُۥٓ إِبْرَٰهِيمُ ۝٦۰

(或る者が)言った。「わたしたちは,イブラーヒームという若者が,その方々を批判するのを聞いた。」

قَالُوا۟ فَأْتُوا۟ بِهِۦ عَلَىٰٓ أَعْيُنِ ٱلنَّاسِ لَعَلَّهُمْ يَشْهَدُونَ ۝٦١

かれらは言った。「それなら,その者を入びとの目の前に引き出せ。必ず皆が証言するでしょう。」

قَالُوٓا۟ ءَأَنتَ فَعَلْتَ هَٰذَا بِـَٔالِهَتِنَا يَٰٓإِبْرَٰهِيمُ ۝٦٢

「イブラーヒームよ,あなたなのですか。わたしたちの神々に対しこのようなことをしたのは。」と一同は言った。

قَالَ بَلْ فَعَلَهُۥ كَبِيرُهُمْ هَٰذَا فَسْـَٔلُوهُمْ إِن كَانُوا۟ يَنطِقُونَ ۝٦۳

かれは(答えて),「いや,いや,それらの中のこの大きい(偶像)がそれをしたのです。かれらが口が利けるものなら聞いてみなさい。」と言った。

فَرَجَعُوٓا۟ إِلَىٰٓ أَنفُسِهِمْ فَقَالُوٓا۟ إِنَّكُمْ أَنتُمُ ٱلظَّٰلِمُونَ ۝٦٤

そこでかれらは,自ら(良心に)顧みて(心に)言った。「確かにあなたがた(自身)が悪いのです。」

ثُمَّ نُكِسُوا۟ عَلَىٰ رُءُوسِهِمْ لَقَدْ عَلِمْتَ مَا هَٰٓؤُلَآءِ يَنطِقُونَ ۝٦٥

間をおいて,かれらはまた翻意し(て言っ)た。「あなたはこれら(神々)の,口が利けないのをよく知っていました。」

قَالَ أَفَتَعْبُدُونَ مِن دُونِ ٱللَّهِ مَا لَا يَنفَعُكُمْ شَيْـًۭٔا وَلَا يَضُرُّكُمْ ۝٦٦

イブラーヒームは言った。「それならあなたがたは,アッラー以外のものを崇拝するのですか。あなたがたを,少しも益せずまた損わないものを。

أُفٍّۢ لَّكُمْ وَلِمَا تَعْبُدُونَ مِن دُونِ ٱللَّهِ ۖ أَفَلَا تَعْقِلُونَ ۝٦۷

ああ,情けないことです。あなたがたも,あなたがたがアッラーを差し置いて崇拝するものたちも。あなたがたは,なお悟らないのですか。」

قَالُوا۟ حَرِّقُوهُ وَٱنصُرُوٓا۟ ءَالِهَتَكُمْ إِن كُنتُمْ فَٰعِلِينَ ۝٦۸

かれらは言った。「どうせやるなら,かれを焼きなさい。そしてあなたがたの神々を救いなさい。」

قُلْنَا يَٰنَارُ كُونِى بَرْدًۭا وَسَلَٰمًا عَلَىٰٓ إِبْرَٰهِيمَ ۝٦۹

(その時)われは命令した。「火よ,冷たくなれ。イブラーヒームの上に平安あれ。」

وَأَرَادُوا۟ بِهِۦ كَيْدًۭا فَجَعَلْنَٰهُمُ ٱلْأَخْسَرِينَ ۝۷۰

かれらはかれに対し策動しようとしたが,われはかれらを酷い失敗者にした。

وَنَجَّيْنَٰهُ وَلُوطًا إِلَى ٱلْأَرْضِ ٱلَّتِى بَٰرَكْنَا فِيهَا لِلْعَٰلَمِينَ ۝۷١

われはかれと(その甥の)ルートを,万有のためにわれが祝福した地に救い出した。

وَوَهَبْنَا لَهُۥٓ إِسْحَٰقَ وَيَعْقُوبَ نَافِلَةًۭ ۖ وَكُلًّۭا جَعَلْنَا صَٰلِحِينَ ۝۷٢

そしてかれに(子の)イスハークを授け,またその上の賜物として(孫の)ヤアコーブを授けた。われはそれぞれを,正しい者にした。

وَجَعَلْنَٰهُمْ أَئِمَّةًۭ يَهْدُونَ بِأَمْرِنَا وَأَوْحَيْنَآ إِلَيْهِمْ فِعْلَ ٱلْخَيْرَٰتِ وَإِقَامَ ٱلصَّلَوٰةِ وَإِيتَآءَ ٱلزَّكَوٰةِ ۖ وَكَانُوا۟ لَنَا عَٰبِدِينَ ۝۷۳

われはかれらを,わが命令を奉じて(人びとを)導く導師とし,かれらに善行に励み,礼拝の務めを守り,定めの喜捨をするよう啓示した。そしてかれらは一生懸命にわれに仕えた。

وَلُوطًا ءَاتَيْنَٰهُ حُكْمًۭا وَعِلْمًۭا وَنَجَّيْنَٰهُ مِنَ ٱلْقَرْيَةِ ٱلَّتِى كَانَت تَّعْمَلُ ٱلْخَبَٰٓئِثَ ۗ إِنَّهُمْ كَانُوا۟ قَوْمَ سَوْءٍۢ فَٰسِقِينَ ۝۷٤

またわれはルートに判断力と英知とを授け,且つ破廉恥な行いに耽る町から,かれを救い出した。かれらは,主の掟に背く邪悪な民であった。

وَأَدْخَلْنَٰهُ فِى رَحْمَتِنَآ ۖ إِنَّهُۥ مِنَ ٱلصَّٰلِحِينَ ۝۷٥

かれ(ルート)をわれの慈悲に浸らせた。本当にかれは正しい者であった。

وَنُوحًا إِذْ نَادَىٰ مِن قَبْلُ فَٱسْتَجَبْنَا لَهُۥ فَنَجَّيْنَٰهُ وَأَهْلَهُۥ مِنَ ٱلْكَرْبِ ٱلْعَظِيمِ ۝۷٦

またヌーフだが,以前かれが祈った時を思いなさい。われはそれに答えて,かれとかれの家族を,大きい災難から救った。

وَنَصَرْنَٰهُ مِنَ ٱلْقَوْمِ ٱلَّذِينَ كَذَّبُوا۟ بِـَٔايَٰتِنَآ ۚ إِنَّهُمْ كَانُوا۟ قَوْمَ سَوْءٍۢ فَأَغْرَقْنَٰهُمْ أَجْمَعِينَ ۝۷۷

われは,わが印を拒否する民に対し,かれを助けた。本当にかれらは邪悪な民であった。それでわれは,凡てかれらを溺れさせた。

وَدَاوُۥدَ وَسُلَيْمَٰنَ إِذْ يَحْكُمَانِ فِى ٱلْحَرْثِ إِذْ نَفَشَتْ فِيهِ غَنَمُ ٱلْقَوْمِ وَكُنَّا لِحُكْمِهِمْ شَٰهِدِينَ ۝۷۸

またダーウードとスライマーンだが,ある者の羊が夜間耕地に迷い込み,作物を荒したが,それに就いて裁判した時のことを思いなさい。われはかれらの裁判の立証者であった。

فَفَهَّمْنَٰهَا سُلَيْمَٰنَ ۚ وَكُلًّا ءَاتَيْنَا حُكْمًۭا وَعِلْمًۭا ۚ وَسَخَّرْنَا مَعَ دَاوُۥدَ ٱلْجِبَالَ يُسَبِّحْنَ وَٱلطَّيْرَ ۚ وَكُنَّا فَٰعِلِينَ ۝۷۹

われはそれをスライマーンに理解させた。そしてそれぞれに判断力と英知を授け,またわれはダーウードに山々や鳥たちを従わせて(主を)共に讃えさせた。それは(皆)われの仕業であった。

وَعَلَّمْنَٰهُ صَنْعَةَ لَبُوسٍۢ لَّكُمْ لِتُحْصِنَكُم مِّنۢ بَأْسِكُمْ ۖ فَهَلْ أَنتُمْ شَٰكِرُونَ ۝۸۰

またわれは,かれに(鎖)帷子を作る術を教え,暴力からあなたがたの身を守らせた。それでもあなたがたは感謝しないのか。

وَلِسُلَيْمَٰنَ ٱلرِّيحَ عَاصِفَةًۭ تَجْرِى بِأَمْرِهِۦٓ إِلَى ٱلْأَرْضِ ٱلَّتِى بَٰرَكْنَا فِيهَا ۚ وَكُنَّا بِكُلِّ شَىْءٍ عَٰلِمِينَ ۝۸١

またわれは,猛威を奮う風(を起す術)をスライマーンに(授け),かれ(スライマーン)の命令の下に,われが祝福する地に吹かせた。われは凡てのことを知るものである。

وَمِنَ ٱلشَّيَٰطِينِ مَن يَغُوصُونَ لَهُۥ وَيَعْمَلُونَ عَمَلًۭا دُونَ ذَٰلِكَ ۖ وَكُنَّا لَهُمْ حَٰفِظِينَ ۝۸٢

また悪魔たちの中にも,かれのために潜水する者あり,またその外の仕事をしている者もあった。われはいつもかれらを見張っていた。

۞ وَأَيُّوبَ إِذْ نَادَىٰ رَبَّهُۥٓ أَنِّى مَسَّنِىَ ٱلضُّرُّ وَأَنتَ أَرْحَمُ ٱلرَّٰحِمِينَ ۝۸۳

またアイユーブ(に英知と判断力を授けた)。かれは主に呼びかけた。「本当に災厄がわたしに降りかかりました。だがあなたは,慈悲深いうえにも慈悲深い方であられます。」

فَٱسْتَجَبْنَا لَهُۥ فَكَشَفْنَا مَا بِهِۦ مِن ضُرٍّۢ ۖ وَءَاتَيْنَٰهُ أَهْلَهُۥ وَمِثْلَهُم مَّعَهُمْ رَحْمَةًۭ مِّنْ عِندِنَا وَذِكْرَىٰ لِلْعَٰبِدِينَ ۝۸٤

それでわれはこれに応えて,かれに取り付いた災厄を除き,かれに家族を授け,その人々を倍加した。(これは)われからの慈悲であり,またわれに仕える者に対する訓戒である。

وَإِسْمَٰعِيلَ وَإِدْرِيسَ وَذَا ٱلْكِفْلِ ۖ كُلٌّۭ مِّنَ ٱلصَّٰبِرِينَ ۝۸٥

またイスマーイール,イドリースとズ・ル・キフルである。全員がよく耐え忍ぶ者であった。

وَأَدْخَلْنَٰهُمْ فِى رَحْمَتِنَآ ۖ إِنَّهُم مِّنَ ٱلصَّٰلِحِينَ ۝۸٦

われはかれらをわが慈悲に浴させた。本当にかれらは,正しい者であった。

وَذَا ٱلنُّونِ إِذ ذَّهَبَ مُغَٰضِبًۭا فَظَنَّ أَن لَّن نَّقْدِرَ عَلَيْهِ فَنَادَىٰ فِى ٱلظُّلُمَٰتِ أَن لَّآ إِلَٰهَ إِلَّآ أَنتَ سُبْحَٰنَكَ إِنِّى كُنتُ مِنَ ٱلظَّٰلِمِينَ ۝۸۷

またズン・ヌーンである。かれが激怒して出かけた時を思いなさい。かれは,われが自分を難儀させるようなことはないと思いながらも,暗闇の中で,「あなたの外に神はありません。あなたの栄光を讃えます。本当にわたしは不義な者でした。」と叫んだ。

فَٱسْتَجَبْنَا لَهُۥ وَنَجَّيْنَٰهُ مِنَ ٱلْغَمِّ ۚ وَكَذَٰلِكَ نُۨجِى ٱلْمُؤْمِنِينَ ۝۸۸

それでわれはかれに応え,かれをその苦難から数った。われはこのように,信仰する者を救助するのである。

وَزَكَرِيَّآ إِذْ نَادَىٰ رَبَّهُۥ رَبِّ لَا تَذَرْنِى فَرْدًۭا وَأَنتَ خَيْرُ ٱلْوَٰرِثِينَ ۝۸۹

またザカリーヤーである。かれが主に(祈って),「主よ,最も優れた相続者であられる御方よ。わたしを孤独のまま放って置かないで下さい。」と叫んだ時のことを思いなさい。

فَٱسْتَجَبْنَا لَهُۥ وَوَهَبْنَا لَهُۥ يَحْيَىٰ وَأَصْلَحْنَا لَهُۥ زَوْجَهُۥٓ ۚ إِنَّهُمْ كَانُوا۟ يُسَٰرِعُونَ فِى ٱلْخَيْرَٰتِ وَيَدْعُونَنَا رَغَبًۭا وَرَهَبًۭا ۖ وَكَانُوا۟ لَنَا خَٰشِعِينَ ۝۹۰

それでわれはこれに応え,かれにヤヒヤーを授け,また妻をかれに相応しくした。かれらは互いに競って善行に動しみ,また希望と畏れをもって,われに祈っていた。われに対し(常に)謙虚であった。

وَٱلَّتِىٓ أَحْصَنَتْ فَرْجَهَا فَنَفَخْنَا فِيهَا مِن رُّوحِنَا وَجَعَلْنَٰهَا وَٱبْنَهَآ ءَايَةًۭ لِّلْعَٰلَمِينَ ۝۹١

また自分の貞節を守った女(マルヤム)である。われはかの女にわが霊を吹き込み,かの女とその子を万有のための印とした。

إِنَّ هَٰذِهِۦٓ أُمَّتُكُمْ أُمَّةًۭ وَٰحِدَةًۭ وَأَنَا۠ رَبُّكُمْ فَٱعْبُدُونِ ۝۹٢

本当に,あなたがたのこのウンマこそは,唯一の共同体である。そしてわれはあなたがたの主である。だからわれに仕えなさい。

وَتَقَطَّعُوٓا۟ أَمْرَهُم بَيْنَهُمْ ۖ كُلٌّ إِلَيْنَا رَٰجِعُونَ ۝۹۳

それなのにかれらは,その(宗教上の)事柄を,かれらの間で切り放し(宗派を作っ)た。(間もなく)かれらは皆われに帰るのである。

فَمَن يَعْمَلْ مِنَ ٱلصَّٰلِحَٰتِ وَهُوَ مُؤْمِنٌۭ فَلَا كُفْرَانَ لِسَعْيِهِۦ وَإِنَّا لَهُۥ كَٰتِبُونَ ۝۹٤

誰でも善行に励み,信仰している者は,決してその努力を虚しくされることはない。われはかれらのために,必ず(それを)記録している。

وَحَرَٰمٌ عَلَىٰ قَرْيَةٍ أَهْلَكْنَٰهَآ أَنَّهُمْ لَا يَرْجِعُونَ ۝۹٥

われが滅ぼした都市には禁令が(強制的に)あって,かれらは帰って来られないであろう。

حَتَّىٰٓ إِذَا فُتِحَتْ يَأْجُوجُ وَمَأْجُوجُ وَهُم مِّن كُلِّ حَدَبٍۢ يَنسِلُونَ ۝۹٦

ヤァジュージュとマァジュージュが解放されて,どの丘からも勢いよく下って来る時までは。

وَٱقْتَرَبَ ٱلْوَعْدُ ٱلْحَقُّ فَإِذَا هِىَ شَٰخِصَةٌ أَبْصَٰرُ ٱلَّذِينَ كَفَرُوا۟ يَٰوَيْلَنَا قَدْ كُنَّا فِى غَفْلَةٍۢ مِّنْ هَٰذَا بَلْ كُنَّا ظَٰلِمِينَ ۝۹۷

其実の約束は近付いているのである。見なさい。信仰しない者の目は坐ってきて(言うであろう)。「ああ,情けない。わたしたちはこのことを疎かにしていました。いや,わたしたちは不義な者でした。」

إِنَّكُمْ وَمَا تَعْبُدُونَ مِن دُونِ ٱللَّهِ حَصَبُ جَهَنَّمَ أَنتُمْ لَهَا وَٰرِدُونَ ۝۹۸

本当にあなたがた(不信者)も,アッラーの外にあなたがたの崇拝するものも,地獄の燃料である。あなたがたはそこに(必ず)落ちて行くのである。

لَوْ كَانَ هَٰٓؤُلَآءِ ءَالِهَةًۭ مَّا وَرَدُوهَا ۖ وَكُلٌّۭ فِيهَا خَٰلِدُونَ ۝۹۹

これらがもし神であったならば,そこに落ちるようなことはなかったであろう。だが(かれらは)それぞれ,その中に永遠に住むのである。

لَهُمْ فِيهَا زَفِيرٌۭ وَهُمْ فِيهَا لَا يَسْمَعُونَ ۝١۰۰

かれらはその中で呻く,そこでは(外に何も)聞こえないであろう。

إِنَّ ٱلَّذِينَ سَبَقَتْ لَهُم مِّنَّا ٱلْحُسْنَىٰٓ أُو۟لَٰٓئِكَ عَنْهَا مُبْعَدُونَ ۝١۰١

われから善行(の記録)を以前に与えられている者は,地獄から遠く離され,

لَا يَسْمَعُونَ حَسِيسَهَا ۖ وَهُمْ فِى مَا ٱشْتَهَتْ أَنفُسُهُمْ خَٰلِدُونَ ۝١۰٢

そこの微な音も聞こえないであろう。そしてかれらの魂が念願していた所に永遠に住む。

لَا يَحْزُنُهُمُ ٱلْفَزَعُ ٱلْأَكْبَرُ وَتَتَلَقَّىٰهُمُ ٱلْمَلَٰٓئِكَةُ هَٰذَا يَوْمُكُمُ ٱلَّذِى كُنتُمْ تُوعَدُونَ ۝١۰۳

大きな恐れがかれらを悩ますことはなく,天使たちは出迎えて(言うであろう)。「これが約束された,あなたがたの日です。」

يَوْمَ نَطْوِى ٱلسَّمَآءَ كَطَىِّ ٱلسِّجِلِّ لِلْكُتُبِ ۚ كَمَا بَدَأْنَآ أَوَّلَ خَلْقٍۢ نُّعِيدُهُۥ ۚ وَعْدًا عَلَيْنَآ ۚ إِنَّا كُنَّا فَٰعِلِينَ ۝١۰٤

その日われは,書き物を巻くように諸天を巻き上げる。われが最初創造したように,再び繰り返す。これはわれの定めた約束である。われは必ずそれを完遂する。

وَلَقَدْ كَتَبْنَا فِى ٱلزَّبُورِ مِنۢ بَعْدِ ٱلذِّكْرِ أَنَّ ٱلْأَرْضَ يَرِثُهَا عِبَادِىَ ٱلصَّٰلِحُونَ ۝١۰٥

われは(ムーサー)に訓戒を授けた後,詩篤の中に,「本当にこの大地は,われの正しいしもベがこれを継ぐ。」と記した。

إِنَّ فِى هَٰذَا لَبَلَٰغًۭا لِّقَوْمٍ عَٰبِدِينَ ۝١۰٦

本当にこの(クルアーン)の中には,(アッラーを)崇拝する者への消息がある。

وَمَآ أَرْسَلْنَٰكَ إِلَّا رَحْمَةًۭ لِّلْعَٰلَمِينَ ۝١۰۷

われは只万有への慈悲として,あなたを遣わしただけである。

قُلْ إِنَّمَا يُوحَىٰٓ إِلَىَّ أَنَّمَآ إِلَٰهُكُمْ إِلَٰهٌۭ وَٰحِدٌۭ ۖ فَهَلْ أَنتُم مُّسْلِمُونَ ۝١۰۸

言ってやるがいい。「わたしに啓示されたのは,あなたがたの神は唯一の神であると言うことである。ところであなたがたは,帰依しているのか。」

فَإِن تَوَلَّوْا۟ فَقُلْ ءَاذَنتُكُمْ عَلَىٰ سَوَآءٍۢ ۖ وَإِنْ أَدْرِىٓ أَقَرِيبٌ أَم بَعِيدٌۭ مَّا تُوعَدُونَ ۝١۰۹

もしかれらが,背き去れば言ってやるがいい。「わたしは(あなたがたに)同じように宣教した。だがあなたがたに約束されたことが,近いか遠いかわたしは知らない。

إِنَّهُۥ يَعْلَمُ ٱلْجَهْرَ مِنَ ٱلْقَوْلِ وَيَعْلَمُ مَا تَكْتُمُونَ ۝١١۰

本当にかれは,露な言葉を聞き知っておられる。またあなたがたの(心に)隠すことも知っておられる。

وَإِنْ أَدْرِى لَعَلَّهُۥ فِتْنَةٌۭ لَّكُمْ وَمَتَٰعٌ إِلَىٰ حِينٍۢ ۝١١١

だがわたしは,その(猶予)があなたがたへの試みであるのか,または一時期のための享楽であるのかを知らない。」

قَٰلَ رَبِّ ٱحْكُم بِٱلْحَقِّ ۗ وَرَبُّنَا ٱلرَّحْمَٰنُ ٱلْمُسْتَعَانُ عَلَىٰ مَا تَصِفُونَ ۝١١٢

かれは言った。「主よ,真理によって御裁き下さい。わたしたちの主は,あなたがたが口に出す(冒(演?))に対する御助けを御願い出来る慈悲深い方であられる。」